海外の実弾演習は迫力が凄い!!コンバインド・リゾルブXII
戦車や榴弾砲、重火器類を惜しみなく撃ちまくる実弾演習。日本では富士総合火力演習が迫力があり一般の見学もできることで有名だが、海外ではアメリカとヨーロッパ諸国が合同で行うコンバインド・リゾルブという演習がある。
自衛隊の総火演は演習であるものの予行演習を行うなど、一般に公開することを意識したものであるのに対し、コンバインド・リゾルブは約4ヶ月という長期に渡って行われる実弾演習。写真や動画などは公開されるが自衛隊の総火演のような演出的な要素よりも実動訓練としての色合いが強い。各国陸軍による総合的な展開・連携統制・実射訓練を行うための演習だ。
コンバインド・リゾルブではアメリカ欧州陸軍(United States Army Europe:USAREUR)を中心にNATO加盟国や欧州パートナー国などアメリカとヨーロッパ諸国が参加する多国間で行われ、ドイツのグラーフェンヴェーアとホーエンフェルスのトレーニングエリアにおいて2つのフェーズで行われる。
今回で12回目となるコンバインド・リゾルブXIIにおいても各国の主力戦車による砲撃や戦闘車両による兵力展開、攻撃ヘリによる航空支援など様々な演習の様子がアメリカ軍の運営するメディアや各国メディアによって公開されている。